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2017-06

過去ではなく未来へ(クローズアップ現代を観て) - 2010.11.11 Thu

NHKクローズアップ現代で、『GAMANの芸術 ~日系アメリカ人 尊厳の世界~』という特集を観た。

いま、アメリカ・スミソニアン博物館で開かれている『THE ART OF GAMAN』=”我慢の芸術”。第二次大戦さなかにゴミや木切れなどから作られた日用品が並ぶ異色の展覧会だ。作者は強制収容所で不自由な生活を強いられていた日系アメリカ人たち。不安と苦悩の日々を乗り切るために作られた杖やブローチ、表札、置物などは、収容所という過酷な環境とは思えない精巧なデザインに加え、“生への強烈な意思”が込められている。いったい、収容所の日系アメリカ人たちはどんな思いで作品作りあげたのか。50年の時を経てガレージや倉庫から作品が次々とみつかっている理由とは何なのか。極限の状況下でも、日系アメリカ人たちが決して失うことのなかった、人間の「尊厳」に迫る。


ちょうどTBSでは『99年の愛 ジャパニーズアメリカン』というドラマが放映されたばかりだったので、戦時、日系人収容所に入れられていた日本人の話はすんなり耳に入ってきた。
番号を打たれて名前も呼ばれない理不尽な扱いの中で、自分の名前を木ぎれに彫り込み、立派な表札をかかげた人。
日本人の名前には人の尊厳が宿っていると誇りを失わない。
究極の状況に追い込まれたからこそかもしれないけれど、これほど酷い扱いを受けながら、過去の憎しみを未来には伝えなかったおじいちゃん、おばあちゃんたちの姿勢には驚愕を覚えると共に、畏敬の念を抱かずにはいられない。
日本人であることが誇らしくなると同時に、自分たちは大丈夫だろうかという不安も感じた。
戦争に負けて、著しく自尊心を傷つけられて、誇りを失った日本。
状況的にアメリカに追随して生きていくしかなかったにせよ、それでも、子や孫にアメリカ憎しの一念を伝えなかったのはなぜだろう?
人としての尊厳を失わずに生きていく、プライドみたいなもの?
日本人の意気地?
憎しみに身を落とすことの愚かさ、儚さを知っていたからだろうか。
それを教えたのは誰だろう?
八百万の神?
日本人が長い歴史の中ではぐくんできた日本人としての誇り?
それはもしかしてすごいことなのでは?
今の日本人はだめな政治を含め、そうしたものを失いかけているのでは?

日本人であること。
せまくなっていく世界で、自主性を持ち、自分にも他者にも尊厳を持って生きていくためには、逆に日本人としてのアイデンティティをはっきりと自覚し、失わずに生きていくことが大切なのではないかと思わされた。
たくさんの疑問が生まれた番組だった。

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